草加市PTA連合会子育てコラム3

そのときの その子のための 言葉かけを
子育ては、子ども理解に始まって、子ども理解に終わる

 

毎朝、校門で、子どもたち一人ひとりに「おはよう、おはよう、おはよう」と元気に声かけをしました。
いつも元気な挨拶を返してくれる中学年のA子ちゃんが、下を向いてつまらなそうに登校してきました。様子がおかしかったので、無理な声かけをせずに、担任の先生に見守ってくれるようお願いしました。

2時間目と3時間目の間の休み時間に校庭で遊んでいる子どもたちの様子を見に行くと、A子ちゃんが元気に遊んでいました。
私が「A子ちゃん、今朝元気なかったけどどうしたの?」と声をかけると「あいさつしないでごめんなさい。お母さんに叱られて家を出てきたので悲しかったの、でも、担任の先生や友だちに会ったらなおっちゃった」と明るく元気に答えてくれました。

他にも、例を挙げるときりがありませんが、子どもたちは、ちょっとしたことで落ち込んだり、立ち直ったり、笑ったり泣いたりします。
教育の世界で大切にされている教えがあります。

「教育は、児童理解に始まって、児童理解に終わる」

つまり、児童理解が最も大切だということです。

 

保護者の皆さんに置き換えると「子育ては、子ども理解に始まって子ども理解に終わる」となります。
子どもが泣いているときは、怪我や病気でなければ「泣きやむまで待つからね、泣きやんだらお話聞かせてね」という言葉かけが有効な場合が多いと思います。
そのときの、その場に合った言葉かけが大切です。
10人10色という言葉がありますが、1人100色という言葉もあります。同じ子どもでも、その時、その場によって大きく変化するのが子どもです。思春期の子どもであればなおさらです。

では、子ども理解の方法ですが、くれぐれも外見で判断しないでください。そして、テストの点数や様々な結果で判断することはやめてください。
教育で大切なのは、結果でなくて経過(プロセス)です。

「子どもは、動かす中で観察しなさい。」という教えがあります。
静かにしているときは、子どもの心はわかりません。でも、何かをしているとき、行動しているときに子どもたちの本当の姿があらわれます。

今回の最後に、私が多くの人に伝えてきた中で三番目に好評だった言葉を贈ります。

 

【 ある教育者の体験的「子育て四訓」 -子育てのコツ- 】

乳児はしっかり 肌を離すな

幼児は肌を離せ 手を離すな

少年は手を離せ 目を離すな

青年は目を離せ 心を離すな

 

子どもの発達段階に合わせた子育ての大事なことを端的に示しています。
肌・手・目を離す時期は一人一人違います。
今、お子さんがどの時期なのかを大切にして育てていきましょう。