落語より面白い? 子育て講演会

知ってました? 草加市では、非常に珍しい子ども教育が実施されているんですヨ!

それは、0歳から15歳までの子どもの育ちを、一貫して支える教育プログラム。
「小1プロブレム」や「中1ギャップ」などをなくし、子どもが不安なく学べるよう環境を整え、生きる力を持った「草加っ子」を育てよう!というものです。
全国の教育委員会から「ぜひ!」と視察申し込みが後をたたないんですって!

さて、宣伝はここまでにして・・・

「落語を聞くより面白い」と評判の、子育て講演会、聞いてきましたヨ!
主催は、草加市教育委員会の子ども教育連携推進室。
講師の方は、和洋女子大学 人文学群子ども発達学類 教授の 鈴木みゆき氏。

201606_03__会場の様子 パパ・ママ・お子さんで参加の方も

 

草加市、スゴイ!

文部科学省で、日本の子どもの教育を考える研究者の方を、お呼びすることができちゃうんです!
今年はあと2回、貴重な講演がありますからね!ぜひご参加ください。

落語は聞いてみたことがないので直接比較できませんが、でも鈴木先生のお話は本当にとても楽しかったです。
「楽しかった」と思う講演、なかなかないと思います。

お話のリズムがとても良く、ジョークも合間に入って(笑い)も起こったし、何より最初に手遊びやってくれたので、小さいお子さんの心をぐっと掴んじゃいました。

 

テーマは
「子どもの発達と生活リズム ~賢く 元気に 機嫌よく~」

 

生活リズム というと、やっぱり「早寝 早起き 朝ごはん」ですが、これって文部科学省が先頭に立って、日本全国に推進してるんですって。とうのも、日本の子どもは本当に遅くまで起きていて、5歳以下の子どもの3割が夜10時以降に寝る って・・・ 世界の非常識です!

そういえば、夜、居酒屋で小さい子連れて来てる家族とか見たことあるなぁ。
あの子たちは、昼間は元気に外で遊んでいるんだろうか、そうすればこんな時間まで起きていられないだろうに、とか思ったことあります。

それから、日本人女性も世界では一番、睡眠時間が短いそうですよ。朝早く起きて、子どもの支度して、家事やって、仕事行って、夜また家のことやって、明日の準備して、ちょっとテレビ見たりして・・・ 短眠にもなるかもしれません。一日の労働時間、最長で6時間まで!とかいう法律あってもいいのに。極端?

ちょっと怖いな、と思ったお話は、女の子たちの初潮(オンナになった証拠)の年齢がどんどん早くなっているというもの。

7歳ぐらいまでに、メラトニンという重要なホルモンがシャワーのようにたくさん体内に出るのですが、これは光に弱い。夜、寝ているときに放出されるものです。

だから夜に寝ていないと出るのが少ない。
光・・・ テレビ、パソコン、スマホ、お店の明かり・・・ これらを夜にたくさん浴びてたら、メラトニン出るの少なくなっちゃうのかな。
メラトニンって、抗酸化作用があって、老化を防ぐ効果もあって、何より第二次性徴をおさえる力がある。
女の子たちの初潮年齢が早くなっているのと、とても関係がありそうです。

初潮年齢が早いと・・・
比較的、子宮内膜症など、女性特有の病気にかかりやすいそうです・・・

今年はみんな、乳ガン検診や子宮頸ガン検診など、受けましょうね! by海老蔵さん
なんか、マンモグラフィーだけじゃ不確かだ と今朝の新聞に載ってましたが。

 

早寝早起きの科学的根拠は、人間の体内時計って25時間なんだ、ってよく聞くお話ですね。
それを24時間にするのは、太陽の光を浴びることによって、第1の脳=生きるための脳が調整しているからなんです。

一番下にある第1の脳は、朝に起きないと働かない。
第2の脳=感じる脳 や 第3の脳=考える脳のおおもとにあるから、朝起きて第1の脳が働かないと、感じることも、考えることも、働きが鈍いんです。

脳は下から上に、第1→第2→第3という順番で発達していきますから、おおもとの「生きるための脳」がちゃんと発達していかないと
第2:感じる・喜怒哀楽・記憶  も発達しにくいし、
第3:考える・論理・コミュニケーション・想像力  も発達しにくいんです。

「だから、うちの子は英会話から始めちゃおっかしら♡」 
なーんて思っても、生活リズムが整っていない子どもには、身につかないんですよー」とは鈴木先生の弁。

昨年の、内田伸子先生のお話にもあったように、脳科学と子どもの生活習慣ってすごーく関係があるんですね! とても興味深いです。

早寝、早起き が出来れば、当然 朝ごはん 食べられますからね。小学生でも朝食食べてこない子、結構います。びっくりですが。
米食ってりゃ間違いない、という信念のもとに、小・中学生のうちは遅刻してでも白飯(しろめし)食べさせてあげたいなぁ。お母さんが先に出かけちゃうのなら、ラップにご飯握って置いてきてあげてもいいかも。世の中のお母さん、忙しすぎる・・・

だから、子どもの生活習慣改善のためには、出来ることから始めましょう、と言ってました。

 

いくつかありましたが興味深いのは、

  • 「子どもへの小言は夜8時までにしておく」 ほー、これはどうして?!
  • ストレスかけちゃうと深い眠りの邪魔になっちゃうんですって!
  • だから怒るなら、も少し早い時間に手短に、がよさそうです。

「明日お休みでもいつもより2時間以上遅く寝ない」 あー・・・ なるほど・・・
つい親も寝坊したくなっちゃうけど、悪い習慣って継続しやすい。
体内時計も崩れやすいし、悪い方が主流の習慣になっちゃうキケンもありますよね。

「家族で おはよう いってきます と言いかわそう」 そうね、それは大事。
言葉を発する って、とても力がありますよね。さらにそれに誰かが反応してくれたら、もっともっと言葉の力を感じます。
おいしい って自分が思って、相手に おいしいね と言って、相手も うん、おいしいねって答えたら、より確かにその価値、おいしさを感じられる。 ってことありますよね。

 

今回の講演は、乳幼児のお子さんを持つ方も対象だったので、
・・・高1のクソガキを持つ私は場違いだったかもしれませんが、

でもこの講演を聞いて、私が最初に改善しようと思った生活習慣は、高1の長男を朝起こして白飯を食わせることでした。

もー ポテチとかアイスとか夜に食って、朝ごはん食べないで・・・
勝手にしろ!もう高校生なんだから! と思ってましたが、いやいやちゃんと3年で高校を卒業させるためには、やはり朝に白飯食わさないと!
これ以上バカになったら就職もできない! 出来の悪い子は手がかかるぅ・・・

201606_02___近くの席の人と「生活習慣、どんなことに気をつけよう?」

あー それから! 鈴木先生がとても嬉しいこと言ってくれていました。
「早寝早起き朝ごはんの運動を全国に広めたとき、実はPTAの方たちにお願いしたことが大きな効果を生んだのです。
やはり生活習慣の基本は家庭からですから、それを理解してもらって協力いただいたんです」

PTA役員やってるとイヤな思いすること多々ありますけど、こういう風に言ってもらえると、なんかとっても嬉しかったです! 直接子どもたちに関係することですしね。

以上、今年の子育て講演会、第1弾の感想でした。

 


鈴木みゆき氏

[ご経歴]

お茶の水女子大学大学院家政学研究科児童学専攻 修了
博士号(医学)取得
東京成徳短期大学幼児教育科講師等を経て
和洋女子大学人文学群こども発達学類 教授

[公務関係]

文部科学省 中央教育審議会の各種委員を歴任
文部科学省 「早寝早起き朝ごはん」指導者用資料作成委員
東京都教育委員会 第7期生涯学習審議会委員
東京都墨田区教育委員会 教育委員

[主な著書]

「初めての育児0~3歳」(鈴木羊・鈴木みゆき著)西東社
「早寝・早起き・朝ごはん」(鈴木みゆき著)芽ばえ社
「早起き脳が子どもを伸ばす」(子どもの早起きをすすめる会著)けやき書房 など

201606_01__参加者を魅了した鈴木みゆき先生


あと2回の貴重な講演

第2回

日時:10月12日(水) 午後6~8時
場所:高砂コミュニティセンター
対象:10~15歳ぐらいのお子さんをお持ちの保護者
講師:埼玉大学教育学部教授 首藤 敏元 氏

第3回

日時:11月13日(日) 午前10~12時
場所:草加市中央公民館
対象:5~10歳ぐらいのお子さんをお持ちの保護者
講師:十文字学園大学特任教授 内田 伸子 氏

※対象年齢はあくまでも目安です

文責 清水順子